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75話 成人 反対咬合症例

あきらめる必要はありません。

成長期を過ぎた反対咬合であっても、矯正治療が可能なことも多くあります。

外科矯正になるのか、矯正治療が可能なのかは診れば分かります。

ご相談ください。

【初診】

19才 男性

顔の状態は示しませんが、反対咬合の特徴をもっています。















































検査資料を分析して、精確な診断をたてます。

下顎の第一小臼歯の抜歯が必要です。

マルチブラケット装置で治療を開始します。

【治療後】

治療期間 24ヶ月

撮影のため装置を外していますが、当面の期間は保定装置をはめています。















































上下顎のズレの程度が著しい場合は、外科矯正が必要になることもあります。

私がかつて大学病院に勤務していた頃、外科矯正を数例担当しました。

外科矯正は顎を外科的に移動させるので、顔貌の改善は顕著です。

必要があれば外科矯正も選択肢の一つと考えて良いでしょう。

その場合は大学に紹介します。

【治療前後の比較】

わかりやすいように、上下の犬歯にマークを入れました。

初診時









治療後






















下顎前歯が後退したことで、口元が自然な形になりました。

治療には、それ相応のテクニックが必要ですが、そのノウハウを細かく述べる場所ではないので割愛します。

反対咬合は全身の成長発育と関連して、その症状が変化します。

第二次成長期の旺盛な成長をむかえる前に、矯正治療をすることが望まれます。

かといって、乳歯列の低年齢で治療する必要は全くありません。

小学校に入学してから、矯正歯科認定医に相談するとよいでしょう。

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